余暇の時間と自己肯定感
趣味はありますか?楽しめていますか?
私はゲームが好きで、MHFのサービス終了の告知を受けて、FF14と出会いました。
余暇の時間の大半をFF14に注ぎ込むくらいハマっています。以前の記事にも書きましたけど。
だけど、好きなゲームなのに、ゲーム内でやりたいコンテンツを満足にできないことにもどかしさを感じています。
今回は、自分が満足できるようになるための意識付けのお話です。
FF14はMMORPGというジャンルですが、オンラインゲームのネガティブなイメージを反映しているような仕様は少なく、忙しい社会人や主婦の方でも遊びやすいゲームと言われています。
レベルを1上げるのに膨大な時間と大量のモンスターを倒さないといけないとか、装備の強化にとてつもない労力がかかるとか、獲得経験値大幅アップ!みたいな課金サービスもなく経済的。
他にMMOをプレイしたことがないのでそもそもこのイメージに該当するゲームが現在あるのかはちょっと謎ですが・・・。
レベル上げや装備の充実のためには、それぞれデイリーとウィークリーで区切られた報酬を獲得するのが効率的という仕様はありますが、せいぜいウィークリーさえ達成すれば良いので割とどなたでも遊べます。
ウィークリー報酬獲得に繋がるコンテンツだけをやってログアウトするという人は意外と多くいます。
平日は少しの時間でもログインしてデイリーコンテンツをいくつか消化してログアウト、土日にまとまった時間が取れれば、残りのコンテンツを消化したり、高難易度の戦闘コンテンツの練習をしたり。とにかく、コツコツやればレベルも上がるし装備も揃うので最新コンテンツに追いつくことができます。
私も1日の大半を占めるくらい何時間もこのゲームをしていますが、すぐにウィークリーコンテンツは達成できるので自由にできる時間がとても多いです。
それくらいイージーな仕組みなので、私みたいなプレイヤーは時間を持て余します。好きなのは戦闘コンテンツなのですが、土日でも昼間のプレイ人口は少ないので、パーティ結成までにかかる時間は長いです。
そして、待ち時間の長さに対して戦闘時間はかなり短い。連戦したくても、またメンバーを集め直す必要があるので、実際に楽しめる時間の密度は低いと感じています。
昼間にログインしている人が少ないということに加え、パーティに指定されているジョブを扱える人に偏りがあるということが重なって、待ち時間の長さに拍車がかかっているという面もあります。
そういうわけで、好きなゲームだからログインしているのものの、やりたいことができないというもどかしさを感じていました。
○意識すること
好きなゲームだからログインしているのに、やりたいことをやれないもどかしさ。PCの前に座って何もしないまま時間が過ぎていって、せっかくの休日なのに楽しめなかったな・・・なんて考えてしまうことがたまにありました。
でも、最近はあることをきっかけに、時間を持て余すことに対する意識や考え方が変わったのでそのもどかしさも和らいできたように思います。
自分を客観的に分析すると、『オンライゲームだから、オンラインならではの遊び(マルチプレイとか)をしたい・しないといけない』という概念に囚われすぎていたようにも感じます。
同時接続数増加に伴う混雑緩和の措置として、20分間無操作の状態が続くと自動ログアウトされる仕様になっており、それもあって「何かしていないと」という強迫観念というか、焦りというか、そういうものを感じていたんだと思います。
でも、現在のログイン待ち時間は数十秒待つか待たないか程度なので、常にログイン状態を維持する必要性は低くなっています。
こういうところの意識を変える必要があると思っていて、頭の整理をつけるべくカタカタとキーボードに考えたことを入力しては消して・・・を繰り返して、記事にしていますw
戦闘コンテンツに行きたいけれど、どうしてか気持ちが億劫になる。それでゲーム内で別のことをするけれど、どこか満たされない感覚がある。
好きなゲームをしているのに満足できないって、それはコンテンツの充実度がどうこうではなく、自己肯定感が低いせいだと理解できるようになるまで、結構時間がかかりました。
どうせFF14にハマっている最中は他の遊びができない性分なので、FF14以外のことをしていても「こんなことするくらいならFFにログインすればよかった」なんて考えてしまってるわけで。
それならいっそのこと、戦闘コンテンツなどのマルチプレイができなくても、ソロでできることを探してやればいいじゃないかと。
このゲームは戦闘コンテンツだけじゃないのが良いところ。
戦闘で使用する食事アイテム(ステータスアップ)や薬品(火力上昇)をギャザラー・クラフター職で収集・製作すれば結果的に戦闘コンテンツに繋がる取り組みができてるわけです。
昼間にマルチプレイをしにくいのは、プレイヤーの傾向上仕方ないことなので仕方のないことと受け入れ、焦燥感等に駆られないようにする。
一人でゆっくりできる時間として、戦闘以外のコンテンツに取り組む。
なんなら、こうしてブログを書く(笑)
** ○”ひとり”でも”みんな”でも楽しめるRPGへ
先日の第67回プロデューサーレターライブ(PLL)にて、今後の10年の運営を目指した体制づくりの一環として、”ひとり”でも、”みんな”でも楽しめるRPGを目指すという方針が紹介されました。
具体的には、メインストーリーにおけるダンジョンや討滅戦等のマルチプレイコンテンツがソロ+NPC同行といった選択肢も取れるように改修を加えていくというもの。
ファイナルファンタジーシリーズをこれまでプレイしてきたけど、オンラインタイトルであるFF11やFF14は遊んでいない、人間関係を作るのが嫌という層に向けて、彼らにもFF14を楽しんでもらいたいという計らいで改修していくとのこと。
単純にストーリーが気になっている人からすればこの方針はありがたいでしょうけれど、実現するのはこれからなので、やや気の長い話になりそうです。
とはいえ、”ひとり”でも”みんな”でも楽しめるRPGというコンセプトは、マルチプレイとソロプレイの改修内容云々はともかくとして、私は個人的に良いコンセプトだなと感銘を受けました。
現状、戦闘コンテンツはオンラインプレイヤーとのマルチプレイが必要になりますが、そういうマルチ要素とは別に、一緒に遊べる友人が居るときでも、居ないときでも楽しめるゲームだと思っているので、純粋にいいコンセプトが掲げられたなぁと。
これまでに感じていたオンラインゲーム=マルチプレイという概念、マルチプレイをしていないとゲームをしていた気にならないという考えに囚われていて、1人の時間が長いと損をしたような気分になっていました。
それが、先のPLLでのコンセプトを目にして、気付きを得たといいますか、自己肯定感が増したように感じました。
繰り返しになりますが、オンラインゲームだからといって、マルチプレイをしなくたって楽しめることはあります。
それを楽しいと感じるかは人それぞれですけど、少なくとも私は戦闘コンテンツに行かなくたって損をした気分を感じる必要はないと気付きました。
そう思えば、暇を持て余す時間があっても、何かしなきゃと変に焦燥感に駆られることも少なくなり気が楽になりました。
このゲームをプレイした当初、ただフィールドや都市を走り回っているだけでも楽しいと感じました。
風景やオブジェクトはフォトリアルなグラフィックではないですが、世界観やキャラクターの雰囲気ともよく馴染み、私たちの現実とはまた違う、FF14としてのリアルさや没入感があってとても親しみやすいグラフィックをしています。
PLLでは今後の10年のために、グラフィックもアップデートしていく方針を出してくれたので、この世界で生きている感覚をより高めてくれるのではないかと非常に期待しています。
このコンセプトを出してくれたおかげで、私なりに都合よく解釈した結果ではあるけれど、まだまだ私もこのゲームを楽しんでいけるなと思いました。
この先10年も遊べるコンテンツ。自己肯定感が低いままでは、楽しめるものも楽しめません。
元々、ナギ節というまったりした期間が好きなので「暇な時間」をネガティブに捉えないようにしていきたいですね。
その中で、満足にコンテンツに行けなくても時間を無駄にしたという考えを持たないように、前向きに過ごしていきたいです。